ノートパソコンのバッテリーセル交換
- 2013/11/30
- 22:59
2017/02/20
バッテリー交換後の顛末→http://hato.mydns.jp/battery/
最近、ノートパソコンのバッテリーが数分で切れるようになったので,自力で交換しました.
今回は内容の濃い記事が書けてうれしいです.
ですが,交換して思ったことは、「素直にバッテリー本体を買うか、サービスに依頼するべき」ということです.
私はお金をケチって無茶しましたが,パソコンを大切に扱う方は真っ当な方法をとることをおすすめします.私のような状況になったら…
ここから先は,バッテリーセルの交換方法について書こうと思います.
参考になれたらうれしいですが,全ての責任を自分で負うことを前提でお願いします.
また,バッテリーセルは種類が複数あり,扱いにも注意が必要です.
まず,パソコンのバッテリーを分解します.
私のバッテリーは接着剤でフタがされてましたので,カッターとマイナスドライバーでこじ開けました.
なかにはセルや配線,基盤などが入っていますので,傷つけないよう注意!
ネジなどではなく接着剤で止めているのは,セルが膨張・破裂したときの対策なのでしょうか?
というわけで,フタを無事開けられました.

なかの緑色のセルの型番から,種類や電圧を調べます.
どうやら,このセルは「18650」の「3.6V」のようです.「18650」には「3.7V」もあるので注意.
また,容量が同じ(私の場合は2200mAhか2250mAhかよく分からない…)タブ付きのセルを,通販などで探します.
ですが…なかなか見つかりません.「18650」は,現在インターネットでもあまり売られていないようです….
しかし,Amazonでタブ無しの容量が同じものが,6本ちょうどセットで3500円で売っていました.
値段も充分ですし,運がいいです!
しかし,タブ無しなので配線の仕方に困りました.
というのは,セルに直接はんだ付けするのは,熱がセルに伝わって危険なんだそうです.(破裂する!)
しかし,お金にケチな私は,危険をおかしてまではんだ付けをするのでした….
実際に破裂はしませんでしたが,火花は1回見ました.乾電池とは違い一瞬ショートしただけでも危険です.
また,交換前の電池から配線を外す前に,配線の仕方を写真に撮っておきます.
まず,セルへのはんだ付けをします.
はんだ付けには,こちらを参考にしました.
①はんだ付け面をリュータで磨く.

少し磨けば大丈夫です.はじめのうちは はんだ付けがうまくいかなくて,磨きすぎました(笑)
②ペーストを塗る.

少し置いておくと,ペーストが染み込んでいいかもしれない?
③はんだを乗せる.

上の画像では,乗せる量が多すぎたので注意.
④アルミホイルをかぶせる.

はんだごてに はんだが移らないようにするための私のアイデアですが,他のセルに触ってショートする危険を伴います.
私が火花を見たのもこのときです.
もっといい方法があったかもしれません.
⑤アルミホイルの上からはんだごてをあてる.
このとき手でセルを触り,熱くなったら こてを離します.
W(ワット)数が小さいこてよりも,大きいこてで瞬時に済ませたほうがいいそうです.
↓はんだ付けに成功した画像

次に,セルどうしの配線をします.
私はスズめっき線を使いましたが,タブのように金属板のほうがよさそうです.
大電流を流すのに細い線は怖い….

画像のようにセルどうしをビニールテープでとめ,はんだごてで付けます.
このとき,なるべくはんだが薄くなるようにします.
はんだ が かさばると,バッテリーパックに入らなるので注意!
これが,バッテリーパックに入らなかったときの画像です…

私もはんだ吸い取り線で頑張ったので…
また,このときアルミホイルをかぶせて はんだごてを当て,はんだを潰そうとするなら,隣のセルに触れないよう気を付けてください.

最後に,先ほど撮っといた写真を見ながら基盤との配線をします.
このとき,配線が他の部分に当たってショートしないようにビニールテープで絶縁&固定しましょう.
ここから先,バッテリーをパソコンに取り付けるまで画像を撮るのを忘れました…
申し訳ないです.
これで中身は完成です!
あとは中身をパックに戻して,フタをします.
その前に,電圧がちゃんと出ているかなど,テスターで確認しましょう.
また,セルがパックに入らなかったら…はんだを頑張ってください.
強引に入れ込むとパックが湾曲してしまい,パソコンに はまらなくなります.
私の場合はフタが元々接着剤でとめてあったので,ビニールテープで付けました(笑)
あとは,バッテリーをパソコンに差し込むのですが…私はなんか爆発しそうで怖かったです.
それ以前に,バッテリーがはまらない!
すこしセルの入れ方が強引だったからか?
でもほんの少し入らなかっただけなので,またまた強引に差し込みました.
そのせいで,パソコンが少し歪んだ気がするし?(錯覚かも),今度はバッテリーを取り外れなくなりました(笑)

そして,ACアダプタを接続して様子を見ましたが,無事に充電されました!
ACアダプタを抜いてもバッテリーだけで駆動しました.
また,バッテリーの残量を正常に認識できなくて過充電してしまうかと心配しましたが,大丈夫でした.
成功です!
というわけで,バッテリーを自力で交換したのですが,コストがかからない分リスクを大きいです.
はじめにも書きましたが、パソコンを大切に扱う方は素直にバッテリー本体を買うか、サービスに依頼することをおすすめします.
バッテリー交換後の顛末→http://hato.mydns.jp/battery/
最近、ノートパソコンのバッテリーが数分で切れるようになったので,自力で交換しました.
今回は内容の濃い記事が書けてうれしいです.
ですが,交換して思ったことは、「素直にバッテリー本体を買うか、サービスに依頼するべき」ということです.
私はお金をケチって無茶しましたが,パソコンを大切に扱う方は真っ当な方法をとることをおすすめします.私のような状況になったら…
ここから先は,バッテリーセルの交換方法について書こうと思います.
参考になれたらうれしいですが,全ての責任を自分で負うことを前提でお願いします.
また,バッテリーセルは種類が複数あり,扱いにも注意が必要です.
まず,パソコンのバッテリーを分解します.
私のバッテリーは接着剤でフタがされてましたので,カッターとマイナスドライバーでこじ開けました.
なかにはセルや配線,基盤などが入っていますので,傷つけないよう注意!
ネジなどではなく接着剤で止めているのは,セルが膨張・破裂したときの対策なのでしょうか?
というわけで,フタを無事開けられました.

なかの緑色のセルの型番から,種類や電圧を調べます.
どうやら,このセルは「18650」の「3.6V」のようです.「18650」には「3.7V」もあるので注意.
また,容量が同じ(私の場合は2200mAhか2250mAhかよく分からない…)タブ付きのセルを,通販などで探します.
ですが…なかなか見つかりません.「18650」は,現在インターネットでもあまり売られていないようです….
しかし,Amazonでタブ無しの容量が同じものが,6本ちょうどセットで3500円で売っていました.
値段も充分ですし,運がいいです!
しかし,タブ無しなので配線の仕方に困りました.
というのは,セルに直接はんだ付けするのは,熱がセルに伝わって危険なんだそうです.(破裂する!)
しかし,お金にケチな私は,危険をおかしてまではんだ付けをするのでした….
実際に破裂はしませんでしたが,火花は1回見ました.乾電池とは違い一瞬ショートしただけでも危険です.
また,交換前の電池から配線を外す前に,配線の仕方を写真に撮っておきます.
まず,セルへのはんだ付けをします.
はんだ付けには,こちらを参考にしました.
①はんだ付け面をリュータで磨く.

少し磨けば大丈夫です.はじめのうちは はんだ付けがうまくいかなくて,磨きすぎました(笑)
②ペーストを塗る.

少し置いておくと,ペーストが染み込んでいいかもしれない?
③はんだを乗せる.

上の画像では,乗せる量が多すぎたので注意.
④アルミホイルをかぶせる.

はんだごてに はんだが移らないようにするための私のアイデアですが,他のセルに触ってショートする危険を伴います.
私が火花を見たのもこのときです.
もっといい方法があったかもしれません.
⑤アルミホイルの上からはんだごてをあてる.
このとき手でセルを触り,熱くなったら こてを離します.
W(ワット)数が小さいこてよりも,大きいこてで瞬時に済ませたほうがいいそうです.
↓はんだ付けに成功した画像

次に,セルどうしの配線をします.
私はスズめっき線を使いましたが,タブのように金属板のほうがよさそうです.
大電流を流すのに細い線は怖い….

画像のようにセルどうしをビニールテープでとめ,はんだごてで付けます.
このとき,なるべくはんだが薄くなるようにします.
はんだ が かさばると,バッテリーパックに入らなるので注意!
これが,バッテリーパックに入らなかったときの画像です…

私もはんだ吸い取り線で頑張ったので…
また,このときアルミホイルをかぶせて はんだごてを当て,はんだを潰そうとするなら,隣のセルに触れないよう気を付けてください.

最後に,先ほど撮っといた写真を見ながら基盤との配線をします.
このとき,配線が他の部分に当たってショートしないようにビニールテープで絶縁&固定しましょう.
ここから先,バッテリーをパソコンに取り付けるまで画像を撮るのを忘れました…
申し訳ないです.
これで中身は完成です!
あとは中身をパックに戻して,フタをします.
その前に,電圧がちゃんと出ているかなど,テスターで確認しましょう.
また,セルがパックに入らなかったら…はんだを頑張ってください.
強引に入れ込むとパックが湾曲してしまい,パソコンに はまらなくなります.
私の場合はフタが元々接着剤でとめてあったので,ビニールテープで付けました(笑)
あとは,バッテリーをパソコンに差し込むのですが…私はなんか爆発しそうで怖かったです.
それ以前に,バッテリーがはまらない!
すこしセルの入れ方が強引だったからか?
でもほんの少し入らなかっただけなので,またまた強引に差し込みました.
そのせいで,パソコンが少し歪んだ気がするし?(錯覚かも),今度はバッテリーを取り外れなくなりました(笑)

そして,ACアダプタを接続して様子を見ましたが,無事に充電されました!
ACアダプタを抜いてもバッテリーだけで駆動しました.
また,バッテリーの残量を正常に認識できなくて過充電してしまうかと心配しましたが,大丈夫でした.
成功です!
というわけで,バッテリーを自力で交換したのですが,コストがかからない分リスクを大きいです.
はじめにも書きましたが、パソコンを大切に扱う方は素直にバッテリー本体を買うか、サービスに依頼することをおすすめします.